川内倫子 写真展『Halo』
川内倫子 写真展 『Halo』
会期:2017/10/1(sun)-10/29(sun) 月曜休廊(10/5〜8休)
川内倫子の最新写真集『Halo』の刊行記念展を開催いたします。
『Halo』からのプリント作品と映像作品の展示、併せて観る事でさらに見えてくる世界観をおたのしみください。展覧会に合わせて制作したプリント付き限定版の販売もいたします。
オープニングレセプション
9/30(sat)18:00-20:00
予約不要 / 無料
川内倫子 トークショウ
聞き手:サカグチコウヘイ(NEW ALTERNATIVE主宰)
10/1(sun) 13:00 – 15:00
参加費:1,500円(ドリンク付き)
ご予約:info@newalternativegallery.com
お問合せ:099-259-3080
オリジナルの写真集としては、2013年に発表した『あめつち』から4年振りとなる、全点デジタルで撮影された、川内倫子の最新写真集『Halo』の刊行記念展を開催いたします。
2010年のブライトン・フォトビエンナーレのコミッション・ワーク以降も撮影を続けている、イギリスで撮影された、旋回を繰り返す無数の渡り鳥の姿。中国・河北省の村で300年以上続く「打樹花」という祭りでは、花火の代わりに鉄くずを溶かし壁にぶつける勇ましい男たち。また、神在月と呼ばれる旧暦の10月に出雲大社で執り行われる神迎祭。八百万の神々を迎えるため、夕刻、稲佐の浜で御神火が焚かれる。参拝者が見守るなか夜の海には雨粒が光る。「円光」や「後光」という意味のほかに、いくつもの星からなる球状星団が、銀河系の周囲を包み込む領域の呼称でもあるHaloと題された本作は、自然と人間の潜在的な関係性と、祈りにも似た生命の力強さが、暗闇に対する恐怖と静寂、光に向けての希望と喜びを内包し描かれる。これまでの作品からさらなる飛躍をみせる、川内倫子の新境地です。
川内倫子 Rinko Kawauchi
2002年「うたたね」「花火」( リトルモア刊 ) の2冊で、第27回木村伊兵衛写真賞を受賞。2011年に「 Illuminance 」を世界5カ国で同時出版 ( 日本版はフォイル刊 )、13年に写真集「あめつち」を Apertureほか世界4カ国で刊行予定( 日本は青幻舎 )。09年に ICP ( International Center of Photography ) 主催の第25回インフィニティ賞芸術部門受賞、13年に平成24年度 ( 第63回 ) 芸術選奨文部科学新人賞、第29回写真の町東川賞国内作家賞を受賞。
主な個展は ” AILA + Cui Cui + the eyes, the ears, ” カルティエ財団美術館 ( 05年・パリ )、” Rinko Kawauchi ” The Photographers’ Gallery ( 06年・ロンドン )、” AILA + the eyes, the ears, ” ハッセルブラッド・センター( 07年・イエテボリ、スウェーデン )、” Semear ” サンパウロ近代美術館 ( 07年・サンパウロ )、” Cui Cui ” ヴァンジ彫刻庭園美術館 ( 08年・静岡 )、” Illuminance ” Gallery at Hermès ( 11年・ニューヨーク )、” 照度 あめつち 影を見る ” ( 12年・東京都写真美術館 )、” Rinko Kawauchi – Illuminance ”( 15年・KUNST HAUS WIEN GmbH、ウィーン ) ほか多数。
主なグループ展に、アルル国際写真フェスティバル ( 04年・フランス )、フォトエスパーニャ ( 06年・マドリッド )、” カルティエ現代美術財団コレクション展 ” 東京都現代美術館 ( 06年・東京 )、” Blooming ブラジル-日本 きみのいるところ ” 豊田市美術館 ( 08年 ) ブライトンフォトビエンナーレ2010 ( 10年・ブライトン、イギリス )、” Bye Bye Kitty !!! Between Heaven and Hell in Contemporary Japanese Art ” ジャパン・ソサエティ ( 11年・ニューヨーク )、” Le Mois de la Photo à Montréal ” ( 11年・モントリオール ) などがある。16年に熊本市現代美術館で個展「 川が私を受け入れてくれた 」を開催。
http://www.rinkokawauchi.com